はーれむのーと
2007.09.02
作:石山
俺の手元には伝説のノートがあった。
その名もハーレムノート。女たちの心を操り、どんな堅い女にも好きな事をさせられるというノートだ。もてなかった昭和の魔術師が作ったといわれるが定かではない。だた、このノートの力が確かなことは今の状況を見れば分かる。
「おにいちゃん、おなかが痛いの。お薬頂戴〜」
近所に住む女子高生が俺のモノをいとおしげにさすっている。この前まで俺の顔をみて、額にしわまで寄せていたのに。そして、さっきから俺の前でオナニーをしているのは、会社の新人の恵ちゃんだ。
「この・・・ようにすると汁がでてきて、あぁん」
彼女には解説付きでよがってもらっている。
このノートには、性癖と女の名前を書くことで効力を発揮する。俺は日々、とっかえひっかえ女に奉仕させている。名前だけを書くと俺への好意だけがでるようだ。
そして、俺のことを嫌っていた同級生の栄子には、いまは女子高生ということにして俺に恋する女の子になってもらっている。ラブレターなんかも書いていたりする。
「できたのー」
その栄子が俺にうれしそうに何かを見せてくる。その紙切れには、俺の名前がたくさん書いてある。
「両思いのおまじない。100個目に良くんの名前を書いてー」
かわいいじゃないか。俺は仕方ないなと言いながらそれに自分の名前を書きたした。
その瞬間、俺はあたしに変わっていた。
「なんて綺麗なのかしら・・・」
俺だったあたしの理想の女の子。それがあたし・・・。もう、あたしは満足だった。ありがとう、はーれむのーとさん。
あとがき
デスノートのパロディです。
石山