今日は雪男


2007.04.18
作:石山



 

 私は美奈。私は、下連こと祈願成就下請連合の一員です。神様が人々のささやかな願いを叶えるのをお手伝いしています。願いを叶える時には、変身しちゃうんですが私・・・変身するたびに男とか変なのに変わるんですよね。でも、めげずにがんばります。お願いを叶えるのってすごいことだもん。

 私は昨日からなっちーのおばあちゃんの家に泊まっています。おばあちゃんの料理がとってもおいしくって素敵な旅行です。

「美奈ちゃん、今日はスキー場に行かない方がいいよう。天気わるいしね。最近暖冬とかで雪崩も心配だし。熊を見かけたとか言って猟友会も見かけるしねえ」

 なっちーのおばあちゃんが心配してくれています。そう言えば、私のおじいちゃん、おばあちゃんってあった事ないんだけど何をしてる人なんだろう。

「そうそう、美奈ー。スキー場以外にもね、ショッピングができるのよ。今日は、スキーやめてショッピングと温泉巡りしない?」
「そだね。お土産買いたいし」

そう言うわけで、私たちは外湯巡りとお土産を見る事にしました。

 

温泉街だけあって、お土産屋さんがいっぱいあります。お茶屋さんなんかもあって

「なっちー。これみて。これなんか体育のゴロリンに似てない?」
「えー、もっとふっくらしてるよー」
「そっかな。じゃあ、これは?」

私は、この辺りの雪男のマスコット人形を手に取ってなっちーに渡しました。なっちーもこういう雑貨とか好きだから、とっても楽しいです。まだ一個も買っていないんですけどね。

 ちょっと疲れたのでお茶屋さんで休みました。地元のお団子がおいしいですね。

「なっちー、温泉って何軒あるの?」
「えーっと、10かな? よく覚えてないよー」

 お団子を食べながら話しているとなっちーの後ろから男の人が近づいてきました。松葉杖をついているようです。

「やっぱりっ美奈ちゃんじゃないかー」
「あ! 健司さん」

お兄ちゃんの同級生の健司さんです。偶然ってあるんですね。

「いやぁ、奇遇だねー。きよひこ何も言わないから知らなかったよ」
「お兄ちゃんも来てるんですか?」
「あ、いや、えーと。来ていると言えば来ている。来ていないといえば、来ていない・・・」

なんだかはっきりしません。

「美奈。こちらの人は・・・?」

なっちーが私の肘をつつきながら聞いてきました。そういえば、初対面よね。

「こちら、お兄ちゃんの同級生の健司さん。お兄ちゃんの数少ないお友達なの」
「私! 美奈の同級生の桶川夏樹っていいます。さそり座の16歳です」

この感じはなっちー・・・健司さんに興味を持ったのかも。健司さんってジャニーズ系で背も高いし、なっちーの好きなタイプなのかもしれない。

「真鍋健司です。美奈ちゃんのお友達かー。なら俺とも友達だね。よろしく」
「あ、はい。どうぞこちらに座ってください」

なっちーは、自分の側の席に健司さんを座らせちゃいました。これは、間違いないわね・・・。でも、健司さんってフリーなはずだし、大丈夫かとは思うけど。

「あの、お兄ちゃんが来てるっていうのは・・・」
「ああ、えーと、いま、例の仕事中でね」

あー、そういうことか。お兄ちゃん、変身中ってことなんですね。何に・・・いえ、どんな人に変身してるんだろう。
なっちーの質問攻めが始まりました。健司さんって、ぷー太郎だってお兄ちゃん言ってたから、お仕事に関する質問は、すごーく苦しそうにかわしてました。

「真鍋さんは・・・」
「健司でいいよ」
「はい、ありがとうございます。健司さんは、彼女さんとかいらっしゃるんですか?」
「ん、あ、いや。今はいない・・・かな」
「そうなんだ・・・」

うつむいて目をぴかりんっとさせたなっちーが、こちらを見てぐっと拳を握りました。なっちー、こうなったら止まらないの・・・。
 その時、店の中がざわつきはじめました。どうしたんでしょうか。

「あの・・・どうかしたんですか?」

おしゃべり好きそうな店員さんに聞いてみました。

「あのね、いま、閉鎖中の北コースで、おっきな雪崩あったっていうのよ。それが大丈夫なはずの上級者コースの方にも雪崩が広がって何人か巻き込まれたそうなのよ」

店員さんはそのまま外へ駈けていきました。

「えええっ。もしかして・・・京子さん。どうしよ。美奈」
「京子さん、明日帰るはずだもんね・・・。やっぱり上級者コースかな」
「やばいな・・・きよひこも一人で上級者コースまわってるはず・・・」
「お兄ちゃんもですか!?」
「俺は、こんな足になったもんだから、一人でね・・・。本当なら俺も上級者コースで滑ってたはずなんだけど」

健司さんは、テーブルから包帯を巻いた足を上げました。おにいちゃんに京子さんに・・・とても心配です。とりあえずこんなときは。

「なっちー、私スキー場にいってくる。健司さんと待ってて」
「え、え、美奈ー」

私は、お店から駆け出すとスキー場へと向かいました。スキー場は、騒然となっていました。リフトが止まっているようです。多くの人が初心者コースやロッジに集まっています。

「どうしよう・・・」

京子さんの電話番号なんて知らないし、お兄ちゃんの携帯・・・あ、そうだわ。
 でも、お兄ちゃんの携帯にはつながりませんでした。お兄ちゃんなら、ペンダント持ってるしなんとかなるわよね・・・。私は京子さんを探す事にしました。そして、変身するためにスキー場のはずれの木陰に隠れる事にしました。ペンダントを握りしめます。

「そなたの願い叶えて信ぜよう」

私は京子さんの顔を思い浮かべながら、いつもの呪文を唱えます。
 変身して最初に気づいたのは、ずいぶん高いところにあった木の枝が目の前に来ているということです。ということは、かなり背が高くなっているようです。体は・・・、手がある。足がある。そして、白い服・・・?

「ウゴァァァウァ」

何よこれって言いたかったんですけど、口から出たのは、うなり声・・・。これ、服じゃない・・・。引っ張ると痛いです。そう、毛皮です。これは、熊?
そんな・・・、また動物なんて。体をべたべたと触っていきます。すると・・・、ありました。股間におっきな物が。オスの熊になっちゃったようです。きっと白熊なんだわ。

「ウゴァァァウァ」

ええと・・・、もういやんなっちゃうって言ったつもりです。
でも、ショックを受けてばかりじゃだめです。私は、オートを働かせました。きっと京子さんが助けを求めてるんです。
木立から抜けてそのまま山頂をめがけては知りはじめました。熊って二足歩行なんですね・・・。はじめて知りました。手もなんだか人間みたいだし。

「キャーーー」

その時、私の目の前に女性のスキー客が現れました。盛大に転んだ後、スキー板を放り出したまま、這って逃げようとしています。オートはその先を目指しているようで、その女の人を跨いで駆け抜けていきました。大変・・・あの人気絶しちゃった。

「ウゴァァァウァァ」

オートは一つ叫ぶと、どんっと大きな足を踏みしめました。スキー場とはいえ、雪に沈み込まない足はすっごく力強くって、急な坂もどんどんと登っていきます。
天気はますます悪く、吹雪になってきました。でも私は暑いくらいで、息も上がる事なくどんどん上っていきます。リフトが見えないような雑木林の中を進んでいく訳で人は見えないんですが、人に遭わないように祈るのみでした。
 一つの谷を越えて、やっと上級者コースへと足を踏み入れました。周りは完全に吹雪で見えません。でも、何かに惹かれるように私は雪でうずもれたコースへと飛び込みました。そして・・・、その大きな手を雪の中に突っ込むとスコップのように掻きだしはじめました。それは、すごい勢いで。あっという間に穴ができました。そこに飛び込んでさらに穴を掘っていきます。
暗くて見えないはずが、よく見えます。これって夜目がきくっていうものでしょうか。そのままどんどん掘り進みます。それまで、荒く削るように穴を掘っていた手が遅くなりました。そして、ピンクのスキーウエアが見えてきました。

「ウゴウゴウゴ」

大きな手が優しくその体を起こしました。京子さん・・・大丈夫、息してる。私はオートを切って、京子さんを自分の胸へと抱え込みました。着いた雪を払っていきます。

「あの・・・誰・・・」

京子さんが気づいたようです。長く雪に埋まっていたためか顔が真っ青です。暗いため私の事は見えないみたい。見えない方がいいよね。京子さんは、私の手に触れました。毛むくじゃらだから一瞬驚いたみたいでびくっとするのが見えました。

「・・・あなたが助けてくれたんですね。ありがとうございます。もう一人いたはずなんですが・・・」

もうひとり・・・。私は、オートを起動しました。京子さんをおろすと、さらに掘りはじめました。

「ウゴガ」
「え、何・・・」

オートは鼻をひくひくさせます。これは、香水の匂い・・・そして、女の匂い。オートはそのまま、深く掘り始めました、
柔らかな雪が口に入るのもものともせずに、そのまま体で割り込むように雪を割っていきます。

 すると、緑のウエアを着た女の子が出てきました。私はオートを切るとその子を抱きかかえて京子さんの所まで戻りました。
 そして、京子さんの手をもう一人の女の子の顔へと触らせました。

「よかった・・・。雪崩があった時、お、私が見たのはこの娘だけです。他にいたかは分からないんですが・・・」

私は再びオートを起動してみました。しかし、その場を動こうとしません。どうやら、二人だけが雪崩に巻き込まれたようです。京子さんは、倒れたまま動かない女の子を引き寄せようとしています。

「大変だ・・・。この子、体温が低くなってる。ウエアがずぶ濡れで・・・」

それを聞いた途端、私はその娘の体を引き寄せると胸に抱え込みました。同じくずぶ濡れになっている京子さんも空いた手をつかって引き寄せました。

「わ、わっ」

京子さんが動揺していますが、長時間雪の中にいたせいか、体はあまり動きません。
私は、彼女たちを抱えたまま外に出ようとしました。でも、外は猛吹雪になっています。これは・・・。

 私の胸に抱えた京子さんたちは、あまりの吹雪で目が開けられないみたいです。私は、そのまま穴の中へと戻っていきます。
オートは、穴に戻ると胸の中でじっどしている二人の服を剥ぎだしました。
えっ、えっ。

「え、えっ。うわ、何を・・・」

あっという間の事だったので、オートを止める間もありませんでした。その時には、私の胸の中に二人の裸の女性がいました。こんなに大きな手なのに器用・・・って、そんなのこと感心してる場合じゃないよね。なんで脱がすのよ。

 オートはそのまま穴の中に横たわりました。私がいかに大きくなったのかが、京子さんが私の胸に頭を埋めながら、足首が私の膝にも達していないので分かります。

「あったかい・・・。そうか・・・これで体温を。でも、ちょっとエッチですね。あなた」

はははと京子さんは、力なく笑うとそのまま眠ってしまったようです。雪山では裸で抱き合うってどこかで聞いた事があります。私は、外の吹雪がやむ間ここで待つようです。

 そして,もう一人の女の子の体温も少しずつですがもどってきました。さっきは、呼吸もわずかだったのが、だんだん整ってきました。胸も規則ただしく上下しているのが抱えた手から伝わってきます。

・・・・・・やわらかいです。

「ウゴ」

や、やだ・・・。勃ってきちゃった。二人が落ちないように抱えた手でぐっと引き寄せると私の深い毛皮を通しても柔らかい感触が伝わってきます。手の平には、二人の柔らかい乳房の感触が伝わります。
 うう。

 考えれば考えるとほど、私の股間には血が集中しはじめました。そこだけは毛に覆われていない物が二人の裸越しに見えました。なんて大きいの・・・。
京子さんが寝姿勢を正そうとしました。すると、私のモノに京子さんの足がぶつかりました。

 きゃわっ・・・。

胸のきっと大きな心臓がどきどきと言います。次に寝返りを打ったもう一人の女の子が私のモノに足を引っかけました。足の間に挟むような形で・・・。

 あぁ、なんてなんて、気持ちいいの・・・。女の子の滑らかな太ももが私の物を抱え込んでいます。私は、なんとか足を外そうとして体を揺すりました。すると、彼女の体がずり落ちはじめました。ちょうど彼女の股が私のモノに当たるような形で・・・。

「ウグ・・・」

彼女が動くたびに私のモノが彼女の熱くて柔らかい所にこすれていきます。私もなんだか体が熱くなってきました。

 あっあっ・・・。なんだか、だめ。

「ウゴグゴッゴ」

びくびくと震えはじめたモノを私は、ぎゅっと握りました。ドクドクと先から漏れてくる物を手のひらで受け止めました。手の中に熱く粘っこい液体が満ちていきます。だめ、片手だけじゃ。私は、もう片方の手を添えて私の出した物を受け止めました。

はぁはぁはぁ・・・。やっと止まりました。なんて刺激に弱いの・・・。

 私は二人にかかっていない事を確認すると、周りの雪の中へと手を突っ込んで、指に絡み付いた精液を拭いました。

 うう、この足取れないのかしら・・・。えええ、京子さんだめー。
京子さんも一度萎えた私のモノへと足を掛けてきました。二人は、お互い抱き合うように・・・。京子さんがうつぶせで私のモノを股に挟み込んでいます。

 だ、だめ・・・。そんなにされたら・・・。また、勃ってきちゃうのー。

「ガガウウ」

二人の柔らかい所が私のモノに絡み付いてきます・・・。熱い・・・。二人もなんだか汗をかいているみたい。

あっあっ・・・。

また、また出そう。ぐっと盛り上がったおちんちんの付け根から、熱い物がこみ上げてくるのが分かります。

えっ。二人が締め付けてるせいで・・・。
私のモノの中から出ようとするんですが、二人の締め付けのせいで出せないんです・・・、うう、どうしよう。あぁ、なんてことなの。ぎゅっ締め付けられたモノは何も出せない状態のままです。

 ああ、出させてー。お願い・・・。出したいのー。

体を動かしたせいで、二人の体が少しずれました。そのお陰で私のおちんちんが解放されました。

どぴゅどぴゅっと吹き出しました。私が手で覆う間もなく、二人に降り掛かります。

「すごいわ、あなた・・・」

私に背をつけて仰向けになっていた女の子から聞こえました。

「そうよね・・・。こんなにいっぱい」

え、えええ、何。二人とも起きてたの?

「こんなに勃てちゃって・・・、こんなに大きな物だけ股間から出してるなんて。なんて大きいのかしら」

 裸なんだけど・・・。毛皮のコートだと思ってるのかしら。それならそれのほうがいいかも・・・。

「そういえば、私どうしてこんなところに?」
「雪崩があって、この人が助けてくれたのよ。吹雪だったから、暖をとるために二人の服は脱がしたんですよ」

京子さんが私に変わって事情を説明してくれる。

「あっ、その声、もしかして京子さん」
「えっ、まさか、多佳子ちゃん!?」

二人とも知り合いみたいね・・・。

「そういうことなら、京子さん、昨日の続きをしましょっか。ここに大きな物もあるし・・・」
「えっ、えっ、だめだって」

なんだか意味ありげな話の後に京子さんが慌て始める。昨日の続きって何よ・・・。えっ、何をしてるの。多佳子と呼ばれた女の子は、京子さんを抱き寄せると首筋にキスをしはじめました。

「だぁ、だっめっ、多佳子ちゃん、あぁあん」

 私のおなかの上で何をしてるのかしら・・・。もう、なんていやらしい。私は二人が暴れるたびに擦り付けられる股間にビクンビクンと反応してしまう。もう、この体なんて精力なの・・・。あぁあぁん。

 ドピュッ。

「やーん、もう、髪にかけるのはダメー」

多佳子ちゃんの声が穴の中に響きます。私の背中の下では私の体の熱で溶けた雪が水に変わっています。
 そんな状態が延々と続いていきます。なんなのこの二人ー。

 

私が何度目かに出した後、外が静かになりました。吹雪が止んだみたいです。

「ブブギアンダ」

私はゆっくりと発音していきます。なんとかそれっぽい事を言えたのでしょうか。京子さんが動きを止めました。

「多佳子ちゃん、外出られるよ。も、もう、やめ、あぁあーん」
「京子さん、こんなにお汁が出てきてるのに・・・今やめちゃっていいの?」
「だめだってばーもー、ね、宿に帰ってからしてあげてもいいから。出ましょう」

 二人にはアンダーウエアだけでも着てもらいました。さすがに裸のまま外にでるのはまずいですからね。

 

 二人に先立って穴を出ました。やっぱり吹雪はやんでいます。私は、穴の外に出ると足場を固めるために足踏みを少ししました。

「うあー、まぶしー」

多佳子ちゃんが先に出てきました。あ・・・目があっちゃった。

「キャーーー」

穴の中に逆戻りです。そう、そして覗いた私の顔を見た京子さんは、ぽかんとした顔で・・・。

「雪男・・・?」

えっ、シロクマじゃないの?

「ゴフ・・・」

ブーンという音がしてきました。あれは、スノーモービルでしょうか。

「熊だ。熊がでたぞ」
「通報受けた猟友会の人たち来てただろう、こっちによぶんだ」

えっえっ、雪男なんでしょ私・・・。でも、熊と似たような物に見えるのかな。危険じゃない!

「にげてっ」

その時爆発したような音が響きました。そして、足になんか刺さった・・・ような。
振り返ると二人のおっきな鉄砲を持った男の人が私に向かってきます。
なんだか眠い・・・。助けて・・・。死にたくない。

 


俺はきよひこ。大変だ・・・。雪男が倒れた。なんだか変だと思ったんだ・・・。服のつなぎ目ないし。でも、雪男がほんとにいるんだな・・・。いや、そんなのいるわけないじゃん。そうか、美奈。美奈が変身してるのか。

「大丈夫かー」

倒れた多佳子ちゃんを穴の外へと押し出した後、外を見てみると銃を持った人たちと、スキー場の職員らしき人たちが続々と集まってきた。

 俺を助けてくれた雪男・・・いや、美奈は、ぐたっと倒れたまま動かない。足からは血が流れ出ている。こちらを向いた目が俺の方へと助けを求めるようにみている。

「そなたの願い叶えて信ぜよう」

 俺はその瞬間穴から飛び出した。変身の瞬間オートを働かせていたためか、変なことになっている。吹雪が俺の周りを包みこんでいる。俺はその手をふるった。すると雪男の体がふわりと持ち上がる。俺は、竜巻のような吹雪を持ち上げると集まってきてた男達の方を向いた。

「雪女・・・」

俺は、彼らに向けて息をふーっと吹きかける。するとその持っている銃が凍り付いた。足も固まったようでもがいている。

「我が夫は渡さぬ・・・」

そして、俺は竜巻に変わって、雪男と共に空へと舞い上がった。
 うっあー、なんだこの力。俺ほんとに雪女なのか。白い着物きているし、女みたいだけど。

 俺は、スキー場のある所から離れているけど、街からはそんなに離れていない人気のない場所へと降り立った。

「大丈夫か、旦那様。今治すわ」

治せるのか。俺は、雪男の足へとすがると舐めはじめた。

 そして、着物をまくった。そして、そのまま体を擦り付け始める。おまんこを擦り付ける物だから、なんだか気持ちよくなってくる。その毛むくじゃらの足に俺の中から漏れ出てきた愛液がしみ込み始める。

 しかし、股間を露出しているのに寒くないな、さすが雪女。

「意識がもどらない・・・どうして」

すごく心配している気持ちが流れ込んでくる。なんか涙がでてくる・・・。

 そうか、麻酔・・・か? って、何をしだすんだ。雪男の萎えた物を股間から引っ張りだすと、それを舐めはじめた。雪女もそれなりに長身らしいが、雪男はさらに大きい。馬並みの大きさの男根がゆっくりと起き上がってくる。

「私の中に毒を吐き出して・・・」

そう言うと、雪男のモノの上にまたがると、ぐいっと自分の中へと取り込んでしまった。痛くもなくすんなりと入り込んできた雪男の・・・いや、美奈のちんこは俺の中を満たしていく。

「あぁ、そう、そこ、そこが気持ちいいわ」

 そうなんだ、子宮が奥までつつかれて、体が溶けそうだ。

「旦那様も気持ちいいかい。あぁー」

周りを吹雪が包み始める。俺の快感に応じて周りにダイアモンドダストが輝きだす。突き上げる刺激に地面からつららがつきだしてくる。

「旦那様、出して、全部だして」

俺は、自分の体を巻き上げる吹雪を利用して、その体ごと上下に振動させる。風に舞う白い髪の毛が口に入るのもおかまいなしだ。なんて、すごいんだ・・・。これが雪男なんだ・・・。なんてなんて、すごいのー。


気づいた時には、俺は白い毛皮の中に身を伏せていた。おなかの中にまだ大きな物がはいっている。雪女の治療が効いたのか、雪男が目を覚ましたみたいだ。

「ウゴガガガ」

俺はオートを切った。

「美奈、美奈なんだろ。俺だ、きよひこ」
「ゴギギガン」
「そうだ、お兄ちゃんだ」

美奈は、俺に抱きついてきた。目からは大粒の涙がぼろぼろとこぼれてくる。俺に触れたとたんにすぐに凍り付いて空気中に散っていく。

「美奈、恐かっただろう。大丈夫、もう、大丈夫だからな」

美奈はコクリと頷いた。

「あの・・・。これ抜くからな・・・」
「ガ・・・」

自分の体制に気づいたのか股間に目が釘付けになる。

「長いから、なかなか抜きにくい・・・」

ずるずるずると抜きにかかった。俺の愛液と美奈の精液が混じり合った液体が糸を引く。その時、美奈が俺の腰を掴んだ。俺の細い腰が美奈の大きな手で完全に掴まれてしまっている。

「み、美奈!?」

 美奈は、腰を動かしはじめた。あぁ、美奈なんで、早く変身をとか・・・ぐっ、気持ちいい。

「美奈、一回だけだぞ。あぁぁあー」
「グオオオオオ」

美奈の吠える声が周りの木立を揺らす。美奈の腰使いは上手い物で、俺の中をまんべんなくこそぎ落としていくような、快感をあますことなく注ぎ込んでくる。

「美奈、そんな、うま、すぎ・・・、きゃはんっ」
「ブホッ、ブフッ」

美奈の息づかいが荒くなる。俺もなんかもう体中が溶けそうで、あぁ・・・。
周りに雪が舞い始める。それは大きくなり、俺たちを中心に雪の絶壁のようになる。俺たちの上にはぽっかりと切り抜かれた空が見えた。次第に、俺たちが空に舞い上がりはじめた。

「あぁ、あぁっ、熱くって蕩けるー」
「グアアアアア」

周りの雪の壁を吹き散らす咆哮を上げた美奈は俺の中へと熱いものを注ぎ込んできた。あぁ、最高・・・。

 

俺たちは変身を解いてなっちーと健司が待つというお茶屋さんへと向かった。

「美奈・・・。もう大丈夫か」
「うん、お兄ちゃんがいっぱい慰めてくれたし・・・」
「そっか・・・。いや、まあ・・・。よかった」
「うん」

美奈と手をつなぐ。雪男と雪女の出現にさらにわき上がる温泉街の中を・・・。

 

いや・・・。まぁ、なんというかね。美奈の男としての成長を身を持って知ってしまった訳なんだが。兄としてどうすればいいんだ。


 



あとがき
雪国第3部です。TF要素とTS要素が半分半分くらいでしょうか。かなーり、つじつま合わせに苦労しました。合っていないかもしれないけど(汗) そんなわけで、かなり産みの苦労を感じた作品でした。 

石山