今日はゲレンデ
2007.03.20
作:石山
俺はきよひこ。俺は下連の一員だ。下連は、神様の人々のささやかな願いを叶える活動を下請けする集団だったりする。願いを叶える時は、不思議なペンダントで変身して、その願いを叶える。願いを1回叶えたら報酬として、俺の願いがあったり、ピンチになったときにペンダントが勝手に発動される。
今日、俺はスキーに来ている。山奥の大きなスキー場だ。二月も半ばだけあって、雪もいっぱいでとってもいい感じだ。
「き、きよひこ・・・お前荷物くらいもてよ」
「だってー。わたし、か弱い女の子だしー」
俺は思いっきりしなをつくって返してやる。そう、俺は今女になっている。これが報酬の一つという奴・・・。実は俺、スキーが初めてだったりする。そんな訳で、楽しみな反面すごく困っていた。
「おいおい・・・都合のいい時だけ女になりやがって」
「なんか言ったか?」
「言ってませんよ、言ってません」
健司をじろりとにらんでやる。バスに乗ってる間、さんざん体を触られたお返しだ。どっちが都合のいい時だけ男扱いするんだか。
「しかし・・・、この姿はスキーができるんだろうか」
「そりゃそうだろ。スキーがちゃんとできるか心配で、スキーができりゃあなーって言った矢先に変身したんだから」
あれは、俺たちがバスに乗る直前の事だった。
俺たちは、晩から夜行バスにのって安いスキー旅行に行く事になっていた。交通料金とか宿の関係で、3泊5日という安さになっている。
「健司・・・。スキーって、こけたらやばくないだろうな。来週にはバイトビッチリはいってるんだぜ」
「大丈夫だって。これから行く所は、山こそ高いけど、初心者コースも豊富だからな。お前なら三日目くらいには、それなりに滑れるようになるって」
そう言われて、安心をしようとしたが何とも不安だった。それで、ついこう口走ってしまった。
「あぁ、練習しなくてもスキーがうまけりゃいいのにな・・・」
その途端、俺の姿は、女の姿に変わっていた。160センチくらいだろうか、大柄でもなく小柄でもなく、髪を後ろでまとめたスポーティな感じの女の子になっていた。これまた健司が喜びそうな・・・というか、俺も喜びそうな美人だった。24、5くらいだろうか。健司と並ぶと同い年くらいに見える。
「うおおおお。これはなんと。グッジョブ」
「はぁ・・・。またかよ」
俺は、バッグから出したコンパクトで確認した。すでに俺のバッグの中身まで女物の替えの服とか下着に変わっている。どんな原理なんだいったい・・・。化粧道具まであるよ・・・。
「きよひこと行って正解だったなー」
健司がしきりにうなずいているが、他に一緒に行く奴なんかいるのかよ・・・。まぁ、俺もいないけど。
「でも、この姿じゃ、予約とか大丈夫か?」
「ああ、平気だと思うぞ。お前の名前で登録してあって、他1名だったはずだろ。
俺がきよひこってことにして、お前は適当に名乗ればいいよ。な、京子ちゃん」
健司め、頭の巡りが早くなってきたぞ・・・。
俺は、さすが安ツアーだけあって、狭い席に健司と隣り合って座った。
「さわるなって・・・。おい、くっつくなよ」
健司は、これでもかと俺の方にすり寄ってくる。
「京子ー。そんなつれない事言うなよ」
「バカ」
健司の脳天にチョップを食らわせてやった。
「つつつ、これで死んだらキスして復活させてくれよな」
「死んだらな・・・」
バスの後ろの方で、「ちっ」っていう舌打ちが聞こえた。あぁ、なんか視線を感じる・・・。周りから見たら完全にバカップルだな。
そんな健司は2時間ほどはしゃぎ続けた。そして・・・。今は、俺の胸の中で眠っている。
「うう、重いって・・・」
「幸せそうだな・・・」
眠る健司は、笑顔で寝息を立てている。寝てる時はまだまだ子供だな・・・。そう思って俺は、健司をはじき飛ばしてさっさと寝た。
そういうわけで、今宿泊するホテルに着いた。ホテルとは名ばかりの旅館なんだが、十分だろう。温泉まで付いているとなれば言う事なしだ。
ツアーなのでチェックインは、添乗員の人が済ませてくれた。俺は、きよひこと京子で添乗員さんに申請しておいた。夫婦か恋人同士に見られたんだろうな、ホテルに付く前にここは混浴ですから、ご一緒に入れますねーって親切に教えてくれた・・・。いや、まあ、しかたないか・・・。
「こーんよく!こーんよく!」
恥ずかしいから歌うのはやめろ健司・・・。俺たちは荷物を部屋において、さっさとスキーウエアとスキー板を借りに行った。足のサイズが分からなかった・・・。ええと、靴には書いてないな。それじゃま、オートにおまかせと。
「いくつだい?お嬢さん」
スキーレンタルもしている宿のおばさんが俺に聞いてきた。
「身長は158センチで、足は23センチなんですけど・・・。ありますか?」
「大丈夫だよー。その辺は、今年新しいのを入れたばかりだからねー。ほら可愛いでしょう」
「いいですね。私このピンクのにします」
俺は、服を持って部屋へと戻った。部屋は、和室で健司と一緒な訳だが、夜の事を思うと気が重い。どうやってあしらうかだな・・・。部屋に戻ると健司がいた。
ゲレンデは、すごい人だった。というか、初心者コースにたくさんの人がいた。
「それは、この初心者コースが一番下にあるし、山頂から降りてくる上中級が通るところだからなー」
健司は、スキー慣れしているのか、色々教えてくれた。俺はオートでスキー靴を履き、スキー板を装着した。しかし、せっかく来たんだ。ちょっと自分で・・・ってってってって。
ずべしゃっ。
「お、おい。大丈夫か?そんな顔からこけて傷でも付けたらどうするんだよ」
俺は、ちょうどしゃちほこのような感じで雪の上へと立っていた。うう、なんだ・・・。
「お前、運動神経わるくないのにな・・・」
そう言う健司は、つつーっと俺の所までくると俺を引っ張り起こした。
「初心者なんだ仕方ないだろう。くそっ、こうなったら全面オートで滑りまくってやる」
「お、おい」
疑似精神発動。
「私と勝負する?」
「はえ?」
「だから、しょうぶー。そうね、お昼ご飯なんてどう?」
オートはえらく勝ち気な娘らしい。健司が目を丸くしていたが、次第ににやりとしていった。
「ふふふ、君のキッスをかけてくれるならやろうじゃないか」
「へぇー。私のキスはそんなに安くないけど、まぁいいわよ。行きましょ」
俺はザザーっと雪の上を滑ってゴンドラの所まで行った。
「お、おい。これ山頂行きだって」
「怖いの? け・ん・じ・く・ん?」
俺は首を傾げると横目で健司を見やった。健司は、いやいやと首を振る。
「高校じゃあ、すこしは知られた白銀のオオカミとは俺の事だぜ」
鼻をならす健司だが、白銀のオオカミってなんだか似合わないな・・・。白銀のわんこくらい。
「じゃあ、行きましょ」
俺たちは、ゴンドラに乗って山頂へと向かって行った。今日は晴天で雪山の全景がはっきりと見えた。
「高いわねー。これなら文句ないわー」
「は、はは、そうだね」
健司は、少々声が震えていた。こいつまさか・・・。
俺たちは、山頂駅からはじめにある上級者コースに降り立った。風が麓と違う。なんか、冷たい風が、雪山を凍らせているっていう感じだ。
「さあ、行くわよ!」
「お、おおっ・・・」
こんな所滑れるのかよ・・・。俺はオートにすべてを託す事にした。山頂には、数名のグループがいたが、躊躇しているメンバーも中にいるし、なんども滑っているなって感じの連中もいた。
「うひゃひゃひゃひゃ・・・」
け、健司・・・。あっ、こけた。俺は、ざっざっと雪を払うように下って行った。す、すげえ、気持ちいい。
「健司くん、大丈夫?」
山のした方に頭を向けて転がっていた健司が下を指差した。
「こ、これくらい平気さ・・・。ちょっと先に降りてて、後から行くから」
「ええ、無理しないでね」
そこからの俺はなんというか、風になった。ありきたりな表現だが、そんな感じだった。急勾配の坂も、凍ってガチガチな坂も物ともせずに下って行った。時々とまって後ろを振り返ってみるが健司は降りてこない。すると、後ろにいた集団が降りてきた。
「ひゃほーい」
そんなかけ声をかけて3人の男が降りて行った。俺に手なんかを振っている。うまいなーやつら。
「もう少し降りて待ってよっと」
オートもなかなか来ない健司をここで待つのは飽きたようだ。下へとどんどん下る。いくつかの上級者コースを経て、中腹にあるロッジが見えてきた。ここまでは一本道だから、迷う事はないよな。
ロッジの手前は広い平地が続いている。オートは、そこで止まった。お、立ったままなら俺にもできるはず。俺はオートを切った。
しかし、こんだけ滑れたら楽しいだろうなー。この感覚を覚えておけば俺も滑れるようになるかな。俺は、ストックを押して、するすると少し滑ってみた。
そんな感じで、俺は平地で時間をつぶしていた。たぶん30分くらい経っただろう、健司が降りてきた。とてもゆっくりと・・・。
「健司、大丈夫か?」
「ああ・・・。死ぬかと思った。俺、実はボーゲン卒業したてで・・・」
あちらこちらに雪をくっつけた健司はゴーグルの中にまで入った雪を払いながら言ってきた。
「ボーゲン? まぁ、気にすんなって・・・てどうしたんだ?」
健司は、俺の横をすりぬけると中級者コースへと滑って行った。
「俺、ちょっと練習してくる」
「お、おい。昼飯・・・どうすんだよ」
そんなに悔しかったのか? んむ・・・。競争心はいいことだ。俺はなんかよくわからん納得の仕方をして、健司とは違うコースへと入って行った。
中級者コースは、なんとも軽い物だった。でも、オートを切ったら、前にも進めないんだろうなぁ。
俺はそう思いながら、きれいな弧を描きながら滑って行く。
さすがに中級コースだけあって人が多い。さっきの上級コースはがらがらだったから、人がいてちょっと怖い。オートは完璧に滑っているから大丈夫だろうが、ぶつかったらやだなぁとか思ってしまう。
「すみ、すみませーん。どいてくださーい」
え?オートは声のする方、つまり、後ろを振り返った。え、あの子はなっちー?
俺は、華麗によけた。そして、目の前で美奈の友達であるなっちーが、どがしゃっと転がった。派手に転がったせいで、スキー板が外れて帽子も吹っ飛んでしまっている。
「あなた、大丈夫?」
俺はあわてて駆けつける。頭でも打ってなければいいが。
「あ、はい。大丈夫です。私って、とっても頑丈なんですよ」
そう言って、頭にかぶった雪を払って行く。俺はおかしくなって笑おうとしたが、やっぱりオートもおかしかったのか、笑った。
「なーっちー」
この声は美奈だ! これは二度聞く必要もないくらい確定情報だ。俺の中の美奈探知機がそう言っている。まぁ、オート中だから顔にもでないけどな。
「みなー、ここよ。ここー」
しかし・・・、またこんな姿になっているなんてバレるのはいやだな・・・。ここは、ちょっと・・・にげるか。いや、俺の力じゃ逃げられなかったんだ・・・。オートは、転がっているスキー板をなっちーへと渡した。
「あの、ありがとうございます」
なっちーが座ったままぺこりと頭を下げた。
「いいえー。そんなのいいのよ」
俺は、ゴーグルを取った。顔は、まあバレないか。
「なっちー、大丈夫? まだ慣れてないのに無理するから」
美奈って、友達のおばあちゃんの所にいってるんじゃなかったっけ・・・。
「えへへ。ごめーん」
「ありがとうございます。なっちーが、いえ夏樹がお世話になりました。私は美奈です」
そうか、夏樹っていうのか。いま、1つ謎が解けたぞ。
「けががなくてよかったわ。それじゃ」
オートはそう言って立ち去ろうとしたが、なっちーが俺の服の袖をつかまえている。
「おねえさん、スキーお上手ですね!」
「え、ええ、ありがとう・・・」
なっちーのあそんでくれーとでもいうような子犬のような眼差しが刺さってくる。なんだなんだ・・・。
「よければ、私たちにスキーを教えてくださいませんか。それとも、お忙しいでしょうか」
「なっちー、そんないきなり」
いや、まあ、美奈と一緒に滑るのも悪くないなぁ。オートはどうでるんだろう。
「んー、いいわよ。友達も一人で練習みたいだし・・・」
「もしかして、恋人さんですか?」
なっちーの瞳がまた輝いた。
「やーね、違うわよ。ただの荷物持ちよ」
「おねえさま、荷物持ちの男の人がいらっしゃるんですね。さすがだわ」
なんなんだ、なっちー。そのテンションおかしいぞ。
「なっちーってば、強引ー」
「えへへ」
美奈があきれたというばかりに肩をすくめる。ここは、美奈には気づかれないようにオートでやり過ごすしかないな。
「じゃあ、おねえさんが、教えて差し上げましょう。私は京子。よろしくね」
ウインク一発。なっちー昇天気味。
「「はい」」
美奈も嬉しそうだな。
「じゃあ、基本のおさらいからいきましょっか」
そうやって、俺たちは初心者コースまで降りて行った。初心者以上、中級者未満だった二人の実力は、お昼前には、中級者コースもなんとかいける程度へと変わっていた。
「飲み込みいいわねー、ふたりとも」
俺がほめると、なっちーが頬を真っ赤にして、えへへと照れる。俺たちは、再び中級者コースへと来ていた。俺は、美奈となっちーに教えながら、自分でも習っていた。なるほどね。ボーゲンって初めて知ったよ。
「私たち、この近くのなっちーのおばあちゃんの家に泊まってるんですよ。京子さんは?」
「あ、私はね・・・」
3人でコースの脇で立ち話をしていたら、ざざっと俺たちの手前で3人の男が泊まった。
「彼女たち、どこからきたの。俺たちと一緒に滑らない?」
「そうだよ、女の子達だけですべってたら危ないよ」
あぁ、こいつらは上級者コースを滑ってた奴らだ。美奈がなんか言おうとして、出てくるがオートが手で制した。
「ご心配なく。私が付いてますから」
「そんな事言わずにさ、せっかく3人同士なんじゃん」
男の一人は、そう言って俺の手を握ろうとしてくる。
美奈にこんなのを近づける訳にはいかないな・・・。ここは、一つ。俺はオートを切った。
「じゃあ、こうしない? 私とあなた達で勝負するの」
「あはは、勝負だって?」
3人はよほどおかしいのか、にやにやと笑っている。
「ごめんごめん、いや、俺たち地元でちょっとは知られたスキーヤーだからさ。勝負はしなくてもわかるよ」
「あーら、じゃあ、私が勝ったら何でも言う事聞いてくれる? 負けたら、私が言う事きいてあげるから」
神様のオートは日本一! て思ったから言ってみたんだが、実際どうなんだ。
俺は、まあ、チャンスとおもってゴーグルを外した。当然、その下にはあの美人の顔があるわけだが・・・。
「よっしゃ! 勝負しよう」
男ってこんなもんだよな・・・。
「というわけで、私はこのお兄さん達と遊んでくるから、あなたたちは練習のつづきね」
「あの、おねえさま・・・」
なっちーが、泣きそうな顔で腕を抱えてくる。
「大丈夫だってば、私ってすごーく上手いんだから、あなたも見たでしょ?私の滑り。わたしもあさってまでいるから、また会いましょ」
そういって俺は美奈となっちーと別れた。
そして、山頂。上級者コースへとやってきた。俺はオートを起動した。
「さぁ、いきましょうか」
「ああ、何でも言う事聞くのって、何でもだよな」
「ええ、何でもよ」
俺たちは、山頂にいた他の集団の人に頼んで、スタートの合図をかけてもらった。3人は、赤、青、黒の3色のウエアでそれぞれが、ウエアに合わせた板を使っている。どうも赤が一番上手なようで、まっさきに飛び出して行った。
俺は、出足が遅れてしまい4人目となってしまう。しかし、短いカーブで3人目の黒のウエアの男が大きく膨らんだ所を抜いた。
次に、アイスバーンに流されてしまいわずかに速度が落ちた青のウエアの男のタイムロスを付いて抜いて行った。
最後の赤のウエアは、さすがに速かったが、俺が追いついてきたのを見て焦ったのか、大きなこぶでバランスを崩しかけた。そこを俺は華麗なジャンプで抜かして行った。
「おねえさま!」
下のロッジの前につくと、なっちーが子犬のように抱きついてきた。美奈も大丈夫でしたかととても心配しているようだ。そうかそうか、心配でここで待ってた訳だな。
「俺たちの完敗だ。あんたすげーな」
オートはつんと胸を反らしていた。
「それじゃあ、あなた達には何をしてもらいましょうか・・・」
「え・・・くそー」
男達は、焦りだす。ここは、飯とかおごらせるか・・・。男達は、ゴーグルを外した。するとなんか、意外に若い上に男前だった。もしかして高校生かと思われるくらい若くて、肌なんてピッチピチしている・・・。あれ・・・なんだこの感情・・・。なんでもしていい・・・。この子達を・・・。
「あなたたち。私はこれからこの子達にしっかりと教えてあげる事があるから、ここでお別れね。また明日会えたら、会いましょう」
オートは、ぽかんとしている美奈となっちーを残し、萎縮している男達を連れて降りて行った。そして・・・。
俺は裸になっていた。そして、ここは俺の宿だったりする。ああ、このどきどきたまらん・・・。
「あなたたちなかなか男前じゃない。私興奮しちゃうわ」
俺は何をしているかというと・・・その、男達を縛り上げて目隠しをしている。部屋に備えてある座椅子に男達を縛り付け、
「私こういうの一度してみたかったのよね。さあ、出してー」
俺は、いやオートは、赤ウエアを着ていた男のものを口にくわえるとちゅぱちゅぱと吸いはじめた。すでに男達は裸になっているから、服なんて関係ないのだけど、名前なんて聞いていないから着ていたウエアの色で呼ぶ。
「あぁああ、京子さーん」
さっきまで縮こまって小指ほどもなかった男のちんこが、俺がちょっとカリ首をねじるように舐めただけなのにマックスの状態まで立ち上がった。そして、少し口をすぼめて、きゅーっと絞めてやると、それはすぐに出てきた。俺は、出てきた物をごくりと飲み干す.
「あなた、滑るのも早いけど、出すのも早いのね。それともスキーのし過ぎで抜いてなかった?」
赤ウエアは、口を歪ませている。ああ、かわいいわ。あれ・・・これは、おれの感情じゃないよな。
「次は、あなたよ」
青ウエアの耳元でささやいた。ついでに耳たぶをはむっとかじってやる。
「あぁぁー、お、おっす」
一番幼い感じの青ウエアの震える声が俺の心を刺激してくる。
「あなた、童貞?」
「い、いやっ、僕は」
目隠しをしている下の顔が赤くなっているのが分かる。
「うそはだめよ・・・。こんなにガチガチじゃない」
「うっ」
俺は青ウエア君のものを手でにぎった。それは、握る前からガチガチになっている。俺は根元を右手で握ると舌でちろちろと舐めてあげた。
「あぁー、何をして」
青ウエア君は腰を引こうとするが、座椅子じゃ上手くも行かない。俺はそのままカプリと口の中へと収めた。
「あら・・・もう出しちゃったのね。おねえさんのお口はどうだった?」
青ウエア君はうつむいたまま、黙りこくっている。赤ウエアと黒ウエアが、ふっと吹き出した。黒ウエアは今か今かと腰をうずうずと動かしている。
「あなたは、どうかしらね」
黒ウエアは、上を向き口を大きく開けている。なかなか出さない・・・。
「う、え・・・」
俺は黒ウエアにかぶさるように位置を変えると、自分の胸でそれを挟んだ。・・・これって、夢にまで見たパイずり・・・。俺もしてもらいてーよ。
「これならどう? 何かわかる?」
「おっ、おっぱいです」
それを聞いた途端、隣の二人の物がピンと立ち上がった。そして、黒ウエアも多少は耐えたが、俺の胸へと精液を飛ばした。
こうして、男達は耐えるのが長いか短いかの違いこそあれ、精液を吐き出した。
「さあ、一回出したんだから、3人とも30分ずつは楽しませてくれるんでしょうね」
「「「おっ、おっす」」」
「声が小さい!」
体育会系なのりで、俺はかけ声を掛けた。一瞬萎えかけたそれを俺のクリトリスへとすりつける。
「あなたのここ、どこに当たってるかわかるー? 私の敏感な所・・・」
そう聞かれた赤ウエアのものは、さらに固さを増していく。俺は、耐えきれずに愛液でてらてら光る股間へとそれを沈めて行った。
「出したらだめよー。そんなことしたら、このまま雪の中に放り出しちゃうから。ふふふ」
「おっ、おおぉぉっす。あぁあーおぉう・・・」
オートはそう言うと、すごい勢いで腰を振りはじめた。体中のバネが利いて、偉い強力な振動が部屋を揺らす。それに合わせて胸が文字通りはずむ。
赤ウエアは、歯を食いしばってそれに耐えている。
あっあっあっ・・・きもちいいわ。
俺は体を突き上げるような快感を味わっていた。がんばって歯を食いしばっていたが、下半身は耐えきれなかったみたいだ。
「あぁ、もう終わりかー、もう、次やったら本当に外に出すわよ」
「おっ、おっす。すみません」
赤ウエアの胸にのの字を書いて、乳首をつねった。青ウエア君は、早くしてほしいのか怖いのか、ふるふると震えている。
「さて・・・あなたの初めてもらうわよ」
青ウエアの口に胸を押し付けながら、俺は腰を落とした・・・。少しずつ入れてやるとびくびくと震える。胸の方はちゅぱちゅぱと吸われている。
「ふふっ。でも、楽しむのは私なんだからね・・・」
オートはそういうと胸を離し、腰を振りはじめた。時々くる快感に青ウエア君の物をぎゅっと挟み込むといい声で鳴いた。くたっとなった青ウエア君はそのまま置いておいた。
「あなたは・・・、ちょっとくらい激しくても大丈夫みたいね」
がっついてくる黒ウエアを手で押さえながら、俺は腰を振り続けた。
そして、4度目の赤ウエアの番がまわってきた。快感がここまで持続するなんてすごいな・・・。しかし、そろそろいきたいわ・・・。
「いくわよ。ちょっと疲れたから、あなたも腰を動かしてね」
「ほっ、ほっしゅ」
なんかやつれたような感じがするが、まあ、気のせいだろ。
「あぁ、あ、あ。いけそうよ」
「おっす!」
「あ、あっ、んー」
俺は唇を噛み締めていった。男三人は俺にしぼり尽くされたようだ。
「私もいけたし・・・、ちょっと休憩したらもう一度ね」
「げっ」
一番喜んでいたはずの黒ウエアから声が上がる。
「なによー」
「もう、むりっす・・・。もう、ちんぽが痛くって・・・」
まあ、確かに赤くなっているな・・・。
その時、部屋のドアが開いた。鍵がかかってたはずなんだが・・・。
「き、きよひこー」
健司が、足に包帯を巻いて戻ってきた。松葉杖までついている。
「こけて・・・ひねっちまった。でも、こっちは使えるから、是非にどうか。お願い・・・ってあれ。なんだこいつら」
俺は仕方なくオートを切った。男達は、健司の声を聞いてあせったのか、じたばたと座椅子から立ち上がりはじめた。強引に目隠しも外してしまっていた。
「ま、まさか、こいつらと・・・やってたのか」
健司は、うつむいてワナワナと震えている。
「いや、お、俺たちは何にもしてないっていうか。す、すんません!」
「いくぞ、たかし」
散らばった服をかき集めて、男達は健司の脇をすり抜けて外に出て行った。
「そんなことはいいや、なぁ・・・。頼むよ。ちょうど裸だし」
健司は、ズボンをずり下げ、ものを見せようとする。まだ、体はじんじんしてるし・・・。
「お前、無頓着過ぎ・・・しかし、ほんとに大丈夫か?」
「おおう・・・」
その2分後、部屋の片隅で、シクシクと泣く健司がいた。
スキーも気持ちいいが・・・女のセックスも気持ちいいな。しかし、俺ゲレンデでの出会いも期待してたんだが・・・、帰るまでこの姿でいなきゃいけないのか?
あとがき
雪国編の第1部です。とりあえず、健司は泣く事になるんです。
石山