今日はお願い
2007.03.14
作:石山
俺は、健司。最近、何ともいえない興奮につつまれている。彼女ができた? いやいや。宝くじに当たった? いや、まさか。お金にはそんなに苦労してないさ。
そうじゃなくってね、友達が俺の童貞をもってってくれたのさ。え、いや、男友達だけど・・・。俺はホモじゃないぜ。まあ、聞いてくれよ。俺の友達っていうのがなんと変身してしまうんだよ。あ、帰んないでくれよ。俺だってはじめは気づかなかったんだけど、童貞捧げた相手が変身したきよひこだったんだよ。
いやー、かわいかった。きよひこをいっそのこと嫁さんにしようかと思ったくらいにね。
その魔法の力が、なんてったっけ。祈願成就下請連合っていうやつなんだよ。きよひこもまだよく知らないっていってたんだけど、誰かの願いを叶えようとすると変身してしまうんだって。何に変身するかは変身してからしか分からないそうなんだけど・・・。きよひことの一夜は、俺がクリスマスイブを女の子と明かしたいって願ったせいなんだ。
きよひこは、犯され損かって? いやいや、俺のすごいテクニックにひーひーいって・・・。いや、やめておくよ。俺の武勇伝を話しちゃうと世の中の男の半分くらいが死にたくなるからね。
それでさ、きよひこは誰かの願いを叶えると自分の願いにその能力をランダムに発動させることができるんだ。願いじゃなくて、危機に陥ったときにも能力が勝手に発動されるらしいよ。
きよひこは、俺の無二の親友だから、いやいやながらも色々なお願いを聞いてくれるんだよ。この前なんてDVDボックスを買いに行ってくれたりしてね。まあ、あの話はいいや。
それで・・・、今日は初詣な訳ですよ。1日中家にいたって、1年は巡ってくるいい証拠さ。それで・・・きよひこと一緒に行こうかと思ってるんだ。それで・・・そう、この前の臨時収入のうち、俺のDVDときよひこに買ったDSのソフトの残金をつかって、ある物を買ったんだ。それをつかってきよひこと遊ぼうとおもってね。
そう実験っていうやつさ・・・。
きよひこの家へと来てみた。美奈ちゃんいるかな・・・。美奈ちゃんっていうのは、きよひこの妹で高校一年生のぴっちぴちしたカワイコちゃんなんだ。
「なんだよいったい・・・。正月シフトできついんだから・・・変な用件なら帰ってくれよ」
「何を言うんだ。俺は今日何をしにきたかというと」
「初詣か?」
きよひこが俺の行動を予測してしまった。なんてやつだろう。
「紋付袴なんて着て、正月にきたらそうおもうだろ。で、なんだ。誘いにきたって訳か?」
俺は、その通りと一言いった。きよひこは、それならいくかと上着をとりに戻った。ほら、口ではあんなことを言うけど、俺たち仲いいんだ。その内、嫁にしてやろうかな・・・。なんてね、あはは。
「どこの神社にするんだ?」
「帝江洲神社さ」
「ええ、あんなめちゃ込みのとこにいくのかよ。あそこ、人の流れに入ったら一時間は出てこられないぞ?」
これはいけない、なんとかせねば・・・。そうだなー。ああ。
「あそこらへんにおいしいラーメン屋さんがあるんだよ。おごるからさ、行こう」
ラーメン屋さん、我ながらいい思いつきだと思ったよ。きよひこ、ラメーン好きだからね。
きよひこは、「いくか」と一言いって歩き始めた。帝江洲神社へは、電車で一駅いってバスをつかう。車? そんなのでいったら、晩になっても戻れないよ。
「それじゃあ、いってみよー」
俺は、きよひこと一緒に帝江洲神社に向かった。
きよひこは私服、俺は紋付袴。どう考えても、正月に乗るバスでも浮いてしまいがちだ。
「きよひこ、最近どうだい?」
「どうって何が」
携帯をいじりながらきよひこが返事を返してくる。もしや、彼女とかできたんじゃないだろうな・・・。
「決まってるじゃないか、下連の話だよ」
きよひこは携帯いじりをやめて、苦い顔をしていってきた。
「嫌な事聞くなよ・・・。お前とやってから、いままで、まぁ、いい思いはしたけど、女ばっかりに変身してんの。俺男としての自覚うしなっちゃうよ?」
ついつい、『失ってもいいのに・・・』とつぶやいてしまう。
「あ、なんかいったか?」
「いや、別にー」
作戦開始といくかな・・・。
「それより、その格好はなんだ。俺がせっかく正装してきてるのに、ジーパンにジャンパなんて、俺が浮くだろ?」
「そんなの健司が悪いんだろう。それにしてもそんなのよくもってたな。どうしたんだ?」
俺の袴を指差して、あきれたように言ってきた。くく、なかなか手強いな。
「親父がもってたのを借りたんだよ。親父は、式とか出る事多いから何着ももってるんだ。それよりも、着物きようぜー。日本人なんだからさー」
俺は粘った。そして、ラーメンに餃子をつけることで願いがかなった。
俺たちは、そういうわけでバスをおり参道にむかった。
「この辺で袴に着替えるか・・・」
きよひこがきょろきょろと周りを見回す。隠れてペンダントを使うつもりだな。
「いや、もうちょっと先にいこうよ」
「え、これ以上いくと行列にはいっちまうぞ」
行列に入らないとだめなんだよー。
「大丈夫だって、あれだけ人数いるんだから、変身したってばれないって。どうせ服だけ変身するんだろ?」
きよひこは、しぶしぶついてきます。きよひこ、これも俺のため、ひいては世間のためになることなんだから・・・ね。ふふふ。
きよひこは、行列にはいったあと、俺の陰に隠れるようにして、呪文を唱えます。
「そなたの願いかなえて信ぜよう」
よっしゃー。こいこいこいこいこい!
きたー!!
「どういうことかな・・・健司君?」
そこには、俺の理想の彼女、そう一夜をともにしてしまい、童貞を捧げた京子ちゃんが、振り袖姿で立っていた。うあー、かわいいなー。その怒りに歪んだ赤い唇なんて、ちゅーしよう。
「いやー、ちょっと願い事が違っちゃってたかなー。あはは」
俺は、でれでれ顔を隠せずに京子ちゃんの顔とか、胸元とか、うなじとか見てしまう・・・。
「袴に着替えるだけって言ったじゃん、ばか、変態」
京子ちゃんは、頭にきているみたいで、そっぽを向いてしまう。ああ、怒った顔もかわいいや。周りの人が痴話げんかかと興味深そうに見てきます。えへへ、彼女ですよ? ははは,予定だけど。
「そんな汚い言葉を話す娘にはお仕置きがひつようだね。ぽちっと」
京子ちゃんが、股間を押さえた。うあ、そんなはしたない・・・。最高! 着物だから、手を入れるという訳にも行かず、京子ちゃんは焦っている。
「な、何をしたんだ。俺の・・・」
そう言ってから、小声になる。周りは少しずつ動く集団だから、話し声もいっぱいするし、小声になると近寄らざる得ない。そう、京子ちゃんは俺の耳もとへと口をもってきてこういったんだ。
「おまんこに何をいれた」
「それはね、バイブさ。そして、これがスイッチ」
「ひゃあ」
俺は、再びボタンを押した。そう俺が通販で買ったのは外部リモコン式のバイブだった。京子ちゃんのよがる姿が心から離れなかったんだ。
「どうだい。気持ちいいだろう」
京子ちゃんは、俺の袖を掴んで、どうにか立っていると言う感じ・・・ふふふ。
「どういうことなんだ、説明しろよ」
「ええとね、理想の彼女が俺の買ったバイブをはめて着物で初詣してくださいって」
京子ちゃんは、ぐぐぐ・・・とうなったかおもうと、俺の首を閉めにかかった。
「けんじー、何の恨みがあって、こんなことをー」
「うぐ、もっと絞めて・・・、じゃなかった」
俺は京子ちゃんの細い腕をかるーく外し、ストップという感じに手のひらを前に出した。
「きよひこ、お前まだまだ能力のことよくわかってないんだろ、だから俺が協力してやってるんじゃないか。俺の予測なら変身時に必要なアイテムまで出てくるって言う優れた機能があるんじゃないかと思った訳さ」
そう捲し立てる俺に、「おーっ」と感心の声をあげる京子ちゃん。
「ん。いや、だからってバイブなんて入れる必要ないだろ」
京子ちゃん、声が大きくなってる。ほら、周りのみんな注目してるよ。ああ、いれちゃえ。
俺がスイッチをいれると、京子ちゃんは、腰をぐきっと引いた。感じてるんだね。
「みんな見てるよー。我慢しないとはずかしいね」
「けんじ・・・、とめろってば」
だんだん顔が赤くなってきた京子ちゃんは、俺の腕を掴んでくる。リモコンはもちろん反対側の手に持っている。この身長差ならとられたりはしない。
「まーま、こうしよう。言う事聞いてくれたら、押さない。でも、言う事聞いてくれなければ押す」
「なにー、足もとみやがって」
ぽちっとな。京子ちゃん、その腰使いなんともいえないよ・・・そうだ、デジカメデジカメ・・・。そこのおっちゃん、俺より先にとるなよ!
「まずは、オートを起動して」
オートを起動したら勝負だな。
「わかったよ・・・。
健司君、人一杯だねー」
京子ちゃんの口調が突然柔らかくなった。そして、俺と手なんかもつないでしまう。そういうわけで、ぽちっと。
「あっ、あっ・・・」
ああ、そんな切ない声をあげちゃって。
「京子ちゃん聞こえちゃってるよ」
「ごめんなさい、でも、止めないで」
ふふ、これが明かしてなかった願い。
バイブ好きな女の子!
どうだ、まいったか。これからは俺の事を先生と呼んでくれー。京子ちゃんは、息も荒く上気した顔で、時折切ない声を漏らす。そんな美少女がいるもんだから、まわりの男どもが見てる見てる・・・。
これも作戦の一つだったりする。つまり、これなら人目につきすぎて変身解除できないだろう作戦。この参道は、一方通行で途中に休憩所とかトイレとか全くない。歩きながらに監禁されているような物だ。
「京子ちゃんは、エッチな娘だね・・・」
そう言って、俺は京子ちゃんの腰をそっと抱く。そうしないといつ腰が抜けるか分からないからだ。
京子ちゃんの股間からわずかに振動音が聞こえる。しかし、きよひこ出てこないな・・・。そうか・・・、快感に浸り中か。ようし、いい傾向だ。
「健司君のいじわる・・・」
そう言って、さりげなく俺の股間を触ってきたりする。オートの感情が流れ込み始めて、もうどうなってもいいっていう状況か。京子ちゃん、もう少しの我慢だよ。
俺は、振動の強度を下げた。とたんに京子ちゃんが泣きそうな顔になって言い出した。
「健司くん、もっと強くしてくれなきゃやだ」
気づいているかもしれないが、勘のいい男どもは、前傾姿勢にて行進を続けている。あんたたちの連れてる女の数百倍かわいい娘がバイブいれてるなんて想像したら、そりゃね。
俺たちは、参拝したあと、参道を下って行く。バイブの強度を少し上げてやる。
「あっ、あっ・・・。私のつま先までおつゆが漏れてきちゃってるの・・・」
そういって、着物の隙間から白い足を覗かせる。たしかに草履にしずくがぽたりぽたりと垂れているのがわかった。
そして、またバイブを弱に・・・。
「え・・・」
刺激が減ったためにまた泣きそうな顔になる。そして、それを何度か繰り返すうちに参道が終わる。参道の周りには、民宿があったりするわけで・・・。ちょっと休憩なんかしたりもできる。
そのとき、京子ちゃんが、ふんっと俺の襟元を掴んできた。まるでぶら下がってるようにしか見えないけど。
「おい、行く前にとめるのやめろよ!生殺しにすんな」
どうやらしびれをきらしたきよひこが出てきたみたいだ。よし、後一押し。
「じゃあ、いかしてやるよ。こっちだ」
俺は、あらかじめ予約しておいた民宿へと入った。京子ちゃんは、もう変身を解いてもいいというのに解かずにいる。よっぽど欲求不満状態なんだろう。
俺は、京子ちゃんを脱がせた。このためにわざわざ着物の着せ方、脱がせ方なんてものを本で調べたりしたんだ。そのかいあってか、スムーズに京子ちゃんを裸にしてしまった。やはり下着はつけていない。
「さて、いかして上げるね。俺のもので」
「なんだって!お前まさかこれが狙いで」
「そうさ、リベンジさ。このために快感に耐える訓練を自分でやってたんだ。さあ、いくよ。覚悟しな」
俺は、いきりたった自分のものを、京子ちゃんの濡れぬれのおまんこへと突き立てた。そして、前後にしんどう・・・。
ぶちゅるり・・・。
あ・・・俺は、俺は・・・。
京子ちゃんが、俺の顔を見上げて、ぽかんと口をあけます。
あぁ、あぁ、あの苦労の日々はなんだったんだ。オナニーで出さないように出さないようにAV連続10本みたし、ネットの画像でときめかないように寝ずに訓練もしたのに・・・。どうして生ってこんなに気持ちいいんだー。
「ああ、もう出しちゃったのかよ。ほら、リモコンよこせ。自分でやった方がまだましだ」
ぐはっ・・・。頭の中に蛍の雪が流れ始める・・・。おれの今回の挑戦は終わった・・・。そう、完敗だ・・・。
白く燃え尽きた俺のとなりでは、京子ちゃんが俺のリモコンをとって強にしたあと、自分の乳首をつまんだり、ひっぱたりして自慰をはじめていた。
「あ、あ、きもちい・・・。あぁ、んー」
どうやらいったみたいだ・・・。俺は京子ちゃんのオナニーを見ながら、縮こまった息子とともに男涙を流していた。
男健司、いつかリベンジを果たしてやるぞ・・・。ほんとだって・・・ほんとなんだよ。
あとがき
今回は健司が主役です。この話は、完全に我が腕が暴走して書き上げたものです。勢いだけなところがそこかしこにあります。いえ、勢いがあるのはとってもいいことなんですよ! 実は、この前作書き上げてから1時間で書いてたりします。
石山