今日は兄妹


2007.03.12
作:石山


 

 俺は、きよひこ。俺は、祈願成就下請連合の一員だ。祈願成就下請連合っていうのは、神様の願いを叶えるお手伝い、もとい、下請業だ。具体的には、神様の力の入ったペンダントを使う事で変身し、誰かの願いを叶えてあげるというものだ。変身中は、疑似精神が使える。疑似精神は、変身した姿に応じて作られた精神である。疑似精神は、変身した姿の知識、能力なんかを使う事ができる。

 今日は、親父たちが出かけている。体の調子が良くないとか言いながらいろんな場所に出かけているようだ。一体なにしてるんだ。

「お兄ちゃんも洗い物してよー」

 美奈が朝飯を食っていた俺の皿を下げながらいってきた。白いエプロンが可愛かったりする。

「なんで俺なんだよ。お前すればいいじゃないか。花嫁修業だ」

 美奈は、ぷーっとほっぺたを膨らませた。

「ああ、それ横暴ー。お兄ちゃんバイトで皿洗いばっかりやってるんでしょ。バイトしかしてなくて暇なんだから、忙しい女子高生の朝の時間を増やして上げてもいいって思わない?」

 美奈がどんとテーブルに両手をつく。フリーターを馬鹿にしたなぁ。

「なに!俺が暇だと。厨房のあの忙しさを体験してからいえよ。お前こそ高校生だろ。授業適当に聞いて、部活して・・・何が忙しいって言うんだ。俺だって戻れるもんなら高校生にもどりてーよ。お前みたなお気楽女子高生になってみたいよ」
「私だってバイトしてお金も自由な時間もいっぱいあるお兄ちゃんみたいなお気楽フリーターがいいわよ」

 むむむー。

 テーブルを挟んでにらみ合った。その時、胸の辺りから淡い光が漏れるのが見える。なんだ一体・・・。

「なに、これ」

 美奈の方をみると、美奈からも淡い光がもれてくる。あの光は・・・。

「俺がいる・・・」
「私がいる・・・」

 さっきまで美奈だった所に俺がいた。そして、私とか・・・って、え、なんでスカートを・・・。これは、美奈?食器棚のガラス戸には、白いエプロンをつけた制服の美奈が映っている。そう、俺がもっている箸をその手にもって。

「まさか、入れ替わった・・・」

 いや、まてそんなわけは・・・。

「あー、そういうことね。お兄ちゃんと私、お互いの姿に変身しちゃったのよ」

 そう言うことか・・・って、

「お前変身できたのか!というか、まさか下連?」

 俺は俺に向かって妹の声で疑問をなげかける。妹がというか、俺の顔がにやっとする。

「お兄ちゃん聞いてないの?家は下連同士のお母さんとお父さんが結婚したから、二つペンダントがあるのよ。お父さんのはお兄ちゃんに、お母さんのは私にきたの」

 なにー。しらないどころじゃねえよ。こんな変な事妹には内緒にしないとと思って、隠し続けてきたのに。今までの俺の苦労はなんだったんだ。

「でも・・・どうして・・・変身なんか・・・そうか、お前も報酬か」

 いつ受け取ったのか知らないが、美奈も下連の活動をしていたに違いない。

「たぶんね。この前一度友達の願い叶えてあげたから」
「はぁ・・・、しかしこんな事に報酬使われるとはな」

 まったく神様の報酬のいい加減さにはあきれる。ちょっと口げんかになっただけないか。

「ねぇ、お兄ちゃん。せっかくの報酬を無駄にするのもなんだし・・・。今日はこのまま過ごしてみない?」

「はぁ?俺に学校いけってか」
「うん、そう。私はその代わりバイトにいったげる」

 今日は確か・・・閉店までだったよな。一度痛い目見れば、少しは俺の苦労も分かるか。

「いいだろう。一日だけだからな」

 

 俺は、そう言う訳で電車にのっている。妹の鞄をもって高校へと向かっている。

「美奈ー」

 電車に揺られていると背後から呼ばれる。危ない危ない妹の名前じゃなけりゃ、とっさに反応できなかったっていうか、この子は誰だ・・・。疑似精神発動。

「なっちー。おはよ−。昨日のSステみた?」

 俺がなっちーと呼んだ女の子は、くりっとした目に三つ編みの似合う感じの女の子だった。車両のほとんどが妹の学校の生徒らしい。しかし、俺はSステなんてみてないぞ・・・。

「みたみたー。アライドかっこよかったよねー」
「だよねだよね」

 アライドは確か美奈が好きなバンドだったな。神様、美奈の記憶もばっちりコピーか。ということは、疑似精神は美奈自身・・・。なんか変なもんだな。
 確か美奈の高校は、共学だったよな・・・。おまけに、俺の行ってた学校よりも2、3ほどランクが高かったりする。俗にいう進学校というやつだ。

「美奈・・・。今日のテストどう?私だーめ」
「わたしもSステみてたって言ったよねー、あはは」
「まぁ、私達いつもの事よね・・・」

 会話の内容は、進学校でもあまり変わらないんだな。しかし、スカートは短いって訳じゃないんだろうが、なんとも不安だ。ひらひらとして頼りない・・・。
 授業は、さすがに高校1年だけあって見た事も聞いた事もあるものだった。詳しい事は覚えてはいないけどね。しかし、ペースが早い。この先生の板書のスピードは何だ・・・。美奈って文系だったよな。数学の先生張り切り過ぎだろ。美奈の疑似精神は、それをしっかりと写し取って行く。美奈って字がきれいだな。俺なんてノート後でよんでも何が書いてあるかわからなかったからなぁ。

 しかし、ちょっと疲れたな。板書もちょっと収まったし、オートきるか。

 俺はオートを切った。オートを使ってる時の感触はどういうか、他人の映しているビデオ映像を見ながら、こっちが見たいな、あっちが見たいなとちょっとイライラしたりするような感覚だ。というわけで、ちょーっと自由に周りを眺めてみる。

 さすがに若いなー。まだ中学生っていえそうな子もいるよ。家の美奈は、まあ発育はいい方だな・・・。ちらりと膨らんだ胸を見下ろす。この高校の制服は、小豆色のセーラー服だったりする。美奈は、デザインが好きだからここを選んだとかなんとか言ってたが、確かにかわいいな。

 おお、あの子胸でかい・・・。可愛い系も美形もいるな。ここは、当たりが多いぞ。美奈は、こんないい環境で勉強できているのか、うらやましいな・・・。って、あいつは女だからそうは思わないか。
 外を見れば、バレーボールをしている。しかし、なんだ・・・ブルマじゃないのか。ブルマな時代に生まれていればよかったのにな・・・。

「美奈、美奈、当てられてるよ。二番の例題」
「え、え」

 ぐっと振り向くと数学教師の眼鏡がきらりと光っている。どうやら、前に出て解くらしい。先生にあてられるとか、久しぶりで俺の心臓がばくばくいってる。これはやばい疑似精神発動・・・。しかし、美奈の疑似精神もどきどきしているようで黒板の前で止まってしまった。どうやら考え中のようだ。あれ、この問題・・・、なんか覚えてるぞ。ここをこうしてこうすれば・・・。おお、解けそうだ。よし、ここは美奈の株をあげてやるか。俺はオートを解除した。

 タタタンとチョークをすべらせて問題を解いていく。字が汚いのはどうにもならん。でもま、これで大丈夫なはず・・・。席に戻り際になっちーが声を掛けてくる。

「美奈すっごい。もしかして予習してたの?」
「そんなとこ、ふふふ」

 なっちーにVサインを出して、俺はどかっと椅子に腰掛ける。スカートが巻き込まれて尻の下で折り重なった。忘れてた、こうしてと・・・。腰を浮き上がらせてスカートを整える。

 何と言えばいいのか・・・。意外と分かるもんじゃないかと思ってた英語のテストはさっぱり分からなかった。なっちーも何度も消しては書いている。そういえば、なっちーって本名はなんなんだ。いかんいかん、時間がなくなる。ここは疑似精神に任せるしかないな。

 俺はこの素敵な高校生活の計画でもたてるか。しかし、授業の立て続けで大変だった。疑似精神に授業を任せるといっても自分の体をつかってるわけだから疲れもする。

 

「やっとお昼かー」

 んーっと伸びをする。長い髪がばさっと後ろに垂れる。あまりに伸びをしすぎて後ろの席の男の子と目が合ってしまう。いかんいかん。いたいけな少年の心をくすぐってしまったようだ。
 そいつは、筆箱を落としてしまう。こちらに消しゴムが転がってくるので拾おうとするが、さらに転がって行く。仕方なく席を離れてしゃがみ込んで追いかけた。それで鉛筆を拾っていた男の子と向かい合う形になる。そいつの視線がじりじりじりじりと下の方に下がっていく。

 なにをって、うあ・・・やべ、見えたか。さすがに妹の大事な所を余所の男にさらしてやるわけはいかん。スカートの裾で隠してと。いちいち大変だ全く。

「はい・・・」

さっさと消しゴムを渡してしまう。

 今日は弁当がないから学食でなんか食べろとか言われてたよな。

「美奈ちゃん、次の授業の用意があるんだけど手伝ってー」

美奈って結構頼りにされてるのかな。しかし、この娘はなんていうんだろうな・・・。まじめっぽいところとか委員長と見た。

「うん、いいよー」

 手伝ったのはいいが、飯食う時間が10分とか、どれだけいそがしいんだよ。

「よりにもよって体育とか、身体検査とかおいしいイベントが全くない日なんだ・・・」

 俺はうちひしがれる中、最後の授業が終わるのをもうろうとしながら聞いていた。久々の授業はなんてつらいんだ。これじゃ、肉体労働の方がまだましだ。

「美奈、かえろっか」

 あれ、美奈は部活をしてたんじゃなかったっけ。たしか、テニスだったような。俺はまだ捨てきれない更衣室の世界を味わう気満々だったりする。部活が気になるので聞いてみると・・・。

「今週は整地工事でテニスコートつかえないっていってたじゃん。いつも遅いんだから今週は遊びに行こーよ。ねぇ、ショッピングしようよ」

 なっちーとの買い物は二つ返事でOKした。これは更衣室の可能性が?しかし・・・立ち寄るのは雑貨店やファンシーグッズのお店ばかり。なんでこんな雑貨とか眺め続けるのが楽しいんだ。いまいち分からん。マンガの立ち読みとかしてぇな。

「美奈ーどうしたのよ」
「ごめーん、今日は晩ご飯つくらなくちゃいいけないから帰るね」
「あー、お兄さんに作って上げるんでしょ。最近料理がんばって覚えてたもんねー」
なにー。美奈が俺のために料理を覚えてた?美奈って本当は、俺の事、お兄ちゃんの事を思って・・・。
「ああ、感動した」
「美奈?」

 きょとんとしたなっちーを雑貨屋さんに置いて帰った。今から帰ったらバイトに行く前に飯でもつくってやれるだろう。

 

 私は美奈。今日は、お兄ちゃんが私で、私がお兄ちゃんの役をすることになっちゃいました。だって、お兄ちゃんがお気楽女子高生なんていうもんだから・・・。
 でも、なんだか面白いよね。昼間の街をこうやってお兄ちゃんの格好であるくんですもの。私の歩き方おかしくない?ちゃんとお兄ちゃんに見えてるのかな。お兄ちゃんの歩き方に似せようとしてるんだけど、なかなか難しいです。
 ティッシュ配りのお姉さんにティッシュをもらい。雑貨屋さんをめぐり・・・さすがにブティックをこの姿で回るのは危険な気がしたから、ペットショップなんかを回ってみました。ほら、お兄ちゃんの生活なんて暇暇じゃない・・・。ってお兄ちゃんなら何をしてるんだろう。ちょっと興味あるよね・・・。疑似精神発動。

 私の足は、いつもの私よりかなりの速さで本屋さんへと向かって行きます。そして、雑誌コーナーへと立ち寄るんですけど・・・。なんだか半裸の女の人が書いてある雑誌とか、写真のある雑誌を片っ端から見ています。うあー、あんな事までしてる・・・。いやん、何こんなのお兄ちゃんみてるの。

「お、これはなかなか」

 え、なに・・・。オートは、その雑誌をレジへと運ぼうとしていきます。いや、だめ。こんなの買えないです。私はオートを切って、家へと戻りました。お兄ちゃんって、妹好きなのかな・・・。さっきの雑誌には、妹とエッチなことをする漫画が載ってたんです・・・。

 

 家に戻った私は、アルバイトにいくまで少し休憩しました。お兄ちゃんが帰ってきて、私に晩ご飯を作ってくれました。お兄ちゃんのつくる炒飯はいつもおいしいです。お兄ちゃんは疲れたのか私が出る直前に眠っちゃいました。

 お兄ちゃんのバイト先。繁華街にある居酒屋さんです。

「ちゃんちゃん焼きに、唐揚げ」
「ちゃんちゃん焼きに、唐揚げー」

 復唱しながらひたすら料理を作っていきます。私も最近はちゃんとお料理作ってるから、少しは大丈夫かと思ったんですが、この熱気の中流れ作業のような調理は難しいです。思わずオートを起動しちゃいました。
 さっきまでの手際の悪さを解消するかのように、どんどん料理ができて行きます。家では、炒飯だけなのにこんなにいろんなお料理できるんだ・・・。今度お兄ちゃんに教えてもらおうかな。

「おい、先、4番席のオーダーだ。順番まちがえてっぞ」

 厨房のチーフが私に向かって言ってきます。

「すいませんっした。すぐやります」

 なんて応えるか一瞬真っ白になった頭も関係なくオートが威勢良く返事しました。そんな感じの時間が5時間続きました。もう、大変です。オートがなかったら倒れてたかも。

「おつかれさまっす」

 今日は閉店作業をする当番とかで、他の従業員のみなさんを見送って行きます。

「きよひこ、おつかれ」


 この人は厨房のチーフさん・・・。

「おつかれさまっす、武田さん」

 武田さんっていうのね。

「前教えてやった炒飯、妹に食わしてみたか」

 前教えた?

「はい、妹のやつ、これなら食べてあげてもいいとかいって、うまそうに食ってましたよ」

 そういえば、そんな事言ったような・・・。

「いい兄ちゃんやってるな。俺も弟がいるが、かわいくねえぞー。もっと作れとか抜かしやがる。じゃな」

 武田さんは、にいっと笑って私の背中をバンと叩いて駅へと去って行った。

 

 どうやら美奈が帰ってきたようだ。俺は、夜食にと作っておいた料理を温める。俺はまだ制服のままだ。だって、美奈の他の服を切る訳にも行かなかったからな。

「おつかれ。どうだった」
「あーん、もうくったくた」

 美奈は俺の姿のまま、どかっとソファーに座ったかと思うとそのまま寝そべってしまう。

「飯あるけど、たべるか」

 美奈は起き上がるとおいしそうに食べた。食後のお茶をだしながら聞いてみた。

「どうだ、バイトきつかっただろう」
「確かにね・・・。立ちっ放しだし、オーダー入る間隔短いしー。おまけにフライパンふってると肩がいたくって」

 だいぶ参っているようなので肩でも揉んでやるか。肩をもみ始めるといやがる事もなく、きもちいーと溜め息をついている。筋肉の張った肩は、美奈の手の力だとちょっときつい。

「お兄ちゃん、今朝はごめんね。楽なフリーターとかいっちゃって」
「いや、俺も美奈が高校でがんばってるのに馬鹿にしたりしてすまん」

 やっぱり美奈は賢くて優しい子だ。

「お兄ちゃんももんであげるね」

 俺はソファーに座らされると肩を揉まれる。なれない勉強に確かに肩が凝ってたので気持ちよかった。美奈の力強い揉みが肩をほぐしていった。

「そろそろ・・・もどるか」

 お互いの気が済んだだろうと思ったので、さりげなく言ってみる。

「もうちょっとだけ・・・ちょっと見たいの」

 揉みながら美奈が小さな声で言った。

「見たいって何を」

 なんだか、もじもじして、なかなか話さない。

「何を遠慮してるんだ、兄妹だろ」

 そう言ったためか、決心したようだ。

「そうよね。お兄ちゃん、私、自分の体が見たい」

え ええ、それって、自分って俺の事か、いや、ここは俺の体のこと。いや、ここで言う俺というのは・・・。

「だって、こうして外から見れる機会なんてないじゃない」

 ああ、美奈の体の方か。・・・自分の体だし、まあいいかな・・・。

「いいよ」

 美奈はやったーと言うと、さっそく俺の服を脱がしにかかった。

「自分で脱ぐから、そんなにひっぱるなって」

 上下とも下着だけになった。そして、はずしにくいブラジャーを美奈がはずす。

「おー。発展途上としては、なかなかいいプロポーションよね」

 美奈によってむぎゅっと胸が掴まれる。

「おい、なにするんだ」
「いいじゃない、自分の体なんだし・・・。それよりお兄ちゃん目つぶってね」
 さっきちょっと見たからまあ我慢できるが・・・やっぱちょっと見たい気もする。
「下の方はどうなのかな・・・」

 これはいくらなんでも・・・。

「お兄ちゃん、うごかないの」
「はいっ」

 次の瞬間、パンティがおろされ股間が空気にさらされる。

「へー、あたしのってこうなってるのか。ふふ」

 ああ、妹に見られてる・・・。本当ならなんか立ちそうな状況なんだが、いかんせんそこには直立する者がない。

「ちょっと触るね」

な、なに・・・。クリトリスがこねくり回される。あああーっ。

「ここ、きもちいいでしょ」

 言われるままに、快感が生まれてくる。腰が引けてきた。すると、美奈が背後に回った気配がする。美奈は、俺の胸と股間に手をあててきた。

「お兄ちゃん可愛いから、いい事おしえてあげる。ここをね、こすると気持ちいいの。一緒に乳首を掴むともっと」
「あーあ、あん」

 思わず声が漏れる。ジュク・・・俺のまんこが濡れてくるのがわかる。妹に遊ばれてるのか・・・俺。

「お兄ちゃん、女の子になったことあるんでしょ。私の体とどうちがった?」

 そんなこといわれても・・・。

「よくわかんねえよ・・・。ただ、胸が敏感な気がするが・・・」
「そうなんだ・・・。女の子の勉強だから、このまま・・・いっちゃう?」

 はい、いいえ、はい、いいえ・・・美奈がこんなエッチな子だったなんで・・・。美奈だから許す。むしろOK。

「そうだな・・・。じゃあ、お前の方も男を知ってないといけないんじゃないか・・・」

 美奈の方向を向いてみた。俺が赤い顔をして立っている。そして、あちらの方も起っていた。

「美奈も男の気持ちいいとこ教えてやるよ」

 俺は美奈のズボンを脱がせるとパンツの中に手を突っ込んだ。これが、俺・・・。なんかなつかしいような、気持ち悪いような。

「う」

 美奈が声を上げる。この固さなら、そうとう気分が高ぶっているはずだ。俺は、いつもしているように手を上下に振動させる。

「あっ・・・あっ・・・」

 俺の口から喘ぎ声が漏れている。なんともみっともない・・・。口は半開きになっている。しかし、その姿に俺のまんこが再び湿り始めた。

「これが男の快感だ・・・、どうだ
「あん、すごい。前とは違うけど、もっと鋭い感じ・・・」

 ん?前?

「お前まさか・・・、男に変身したことがあるのか」

 美奈が、こくりとうなずく。

「まさか、女とやっちゃったとか・・・」
「んーん、フェラチオってやつまで」

 なにーーーー。お、俺なんてフェラチオなんてしてもらったことねーよ。

「お兄ちゃん、私もう我慢できない」

 え、なに。うわ。俺はソファーに押し倒されていた。

「お兄ちゃん大好きだよ」
「あの・・・、美奈?」
「だから、いいよね」

 何がいいのですかー。いや、答えは言われなくても分かる。だって。すでに入りかけていたんだから。

「痛かったら言ってね」

 もう既に痛いです。ぐにゅっと入り始める。カリ首のあたりまで挿入される。

「つっ、いたい・・・」
「大丈夫、痛くないよ」

 どこの歯医者さんですか、美奈ちゃん。そして、グジュっという感触とともに挿入が終了した。美奈は、そのまま、ゆっくりと前後運動をはじめる。次第にじんわりと痛みの中から、快感が生まれてくる。俺の中からあふれてくる愛液がそうさせるのか、美奈のちんこの出し入れが速くなる。

「お兄ちゃん、きもちいい」
「美奈ー」

 そのとき、美奈のちんこがびくっと震えた。最近ではなれてしまった中出しを感じた。美奈の放出した者が、熱く俺の中へと流れ出してきた。美奈が抜こうとすると俺の股間の締め付けがそれを妨げようとした。

「きもちよかったね。おにーちゃん」

 俺たちの兄妹喧嘩は、とんでもない所までいったみたいだ。

 

 まさか、俺は、妹にまで童貞卒業まけたのか・・・。



あとがき
いかに変身で入れ替わりを行うか。そういった試みです。ところで、だんだん分かってきましたが、美奈はエロ真面目というジャンルです(笑)

石山